デキる保育士への道のり 保育士間の人間関係

【保育士のデキ婚】戸惑いを隠せず不安な先生に報告の手順と注意点を解説

保育士

予期せぬ妊娠!嬉しいはずなのに保育園に迷惑が掛からないか心配。
どうすればいいんだろう?

保育士は一年を通して様々な行事がある上に学年が上がるほど担任は忙しく責任が重大化していくということもあって、どのくらいの時期が忙しいか、大体めどがつきます。特に幼児の担任を任されている保育士が予期せぬ妊娠をすると不安に思う気持ちは乳児クラス以上かもしれませんね。

今回は予期せぬ妊娠に戸惑いを隠せず悩んでいる保育士さんが少しでもその不安を軽減できるような報告の手順や注意点をご紹介していきたいと思います。

保育士への報告の手順と注意点

保育士の会議

新たな命を授かるというとても素敵な授かり婚。ここで報告の手順を間違えるとその後の園生活での人間関係に影響を及ぼしかねません。

保育園での妊娠報告の流れ


step
1
園長・主任に報告


まず、妊娠検査薬が陽性反応になったら、すぐさま保育園のトップ二人に報告します。職員室に二人しかいないような状況、もしくは個別で一人ずつ、他の先生がいないタイミングを狙うようにします。

重い荷物を運ばなければならない時等、妊婦が避けるべき作業は無理をしないよう上二人の上司には必ず園で1番に報告するようにします。


step
2
同じクラス・同学年のクラスの保育士

続いて園生活の中で1番よく関わる保育士への報告です。

乳児の担任の場合は、複数担任だと思うので、その先生方に報告し、幼児の担任の場合は加配や副担任の先生がいればその先生に報告します。パートさんが日々入ってくれている先生の場合はパートさんへの報告もしましょう。そして同じ学年の担任の先生方にも報告するようにします。

このように最も園生活の中で関わる先生に報告しておくことで、つわりによる体調不良や、マイナートラブルによる頻尿なども理解してもらえるようにします。


step
3
保育園全体へ

最後に園全体の保育士に朝礼や職員会議のタイミングで報告します。安定期に入ってからでもいいのですが、このタイミングに関しては上司と相談し、どのタイミングでみんなに報告するかを予め相談しておきましょう。

保育園のトップ→よく関わる保育士→全体

この順番を間違えないようにしていきましょう。

報告する上での注意点

深く関わりのある先生への報告し忘れなど、報告の手順を間違えると、その後の園生活において人間関係にヒビが入ってしまうことも少なくありません。
特にバディのような関わりの深い先生への報告は早めに報告するようにしましょう。

デキ婚による保育士の悩み

悩む人


こちらでは我が子の命を授かった保育士が抱えやすい悩みを解説していきます。ツワリによる身体的影響や、精神面での悩み、考え方など陥りがちな壁について触れていきたいと思います。

ツワリによる影響

ツワリによる急な欠勤や遅刻早退など「他の保育士に迷惑をかけてしまうのでは」と心配になる方も多いと思います。出勤には影響がなくても体調不良によって心と体が思うようにバランスをとることが出来ず、動きたいのに気持ち悪くて動けない等、初期は特に辛い思いをすることがあるかと思います。

こればかりは誰も悪くないので自分を責めすぎないようにしましょう。

現状の妊娠に戸惑い

本来、命を授かるということはめでたいことですが、急な発覚により素直に喜べない。それどころか不安に感じてしまうという保育士も少なくありません。

  • 行事前の忙しい時期に
  • 幼児の担任なのに
  • 保育士になって1年目


保育士には暗黙のルールのようなものがあり、上記のようなタイミングで妊娠すると非常に罪悪感を感じがちです。またそれぞれの保育園の雰囲気にもよりますが、快く思わない保育士がいる可能性があるということも理解しておいた方がよさそうです。

だからと言って職場への迷惑を1番に考慮する必要はありません。保育士である以前に一人の人間であることを今一度思い出し、どんな状況であっても命を授かったことに誇りを持てるよう自分の気持ちを1番大切にしてください

保育士の反応

これは私が現役保育士だった頃、園長先生から直接聞いた話なのですが、昔世代の保育士は、産後1年も我が子を見れぬまま親などに預けすぐに働きに出なければならないという時代もあったそうです。今となってはパワハラで訴えられそうですが、当時はそれが普通だった時代なので今の時代のように産休や育休が取りやすい状況を面白く思わない世代の保育士も多いんだそうです。

また妊娠や出産を経験したことのない保育士からはツワリの辛さなど理解することが難しいことが多いです。仮に経験している保育士であっても、妊娠時期によっては暗黙のルールを守ってほしいと考える保育士も多いかと思います。

職場での1番の悩みは保育士の反応ではないでしょうか?考え出すときりがないものですが、どの職種でも同じことが言えるはずです。あまり思い詰めず、今できることに集中していきましょう。

色々な考えの保育士がいますが、人の懐妊を喜べないのは残念な人と考えると少し気持ちが楽になりますよ。

【保育士のデキ婚】気を付けるべきこと

注意

メンタルの持ち方

周りの目はどうか?迷惑をかけていないか?等、考え出せば考え出すほど負のスパイラルにはまってしまいます。しかしここで考え方を変えていきましょう。

多少の迷惑をかけてしまうことは避けられないが今やるべき仕事を淡々とこなしていく。

そうしないとメンタルが持ちません。考え方を割り切ると不思議と気持ちも落ち着いていきますよ。

重いものや子どもの抱っこに注意

これ、保育士は無理しがちなので絶対に気を付けてください。重いものを持ち運ぶこと。

「大丈夫です!やれます!」

あなたは大丈夫でもお腹の赤ちゃんが大丈夫じゃないことも。

予期せぬ妊娠に負い目を感じてとにかくがむしゃらに頑張ってしまう保育士さんもいますが、ここだけはとにかく注意が必要です。特に、加減が分からないからこのくらいなら大丈夫かと思って…と深く考えず重いものを持つと取り返しのつかないことになります。とにかく出産までは自分の身体をいたわることを忘れないでくださいね。

やらなくていい仕事はやらない

新人保育士ほど頑張って「私がやります!」と意欲的に動く人も多いのですが、妊娠していると急な体調不良など異変が起こった時にすぐ対応できるよう、あなたではなくても回る仕事は極力請け負わないようにしましょう。

逆に「私がやります!」と言っておいて、体調を崩してから「やっぱりできません」という展開の方が迷惑をかけてしまいます。迷惑をかけないためにもやらないという選択肢を選ぶことも大切です。

まとめ

ひまわり畑

保育士になってまだ間もないうちは、周りの目や職場での動き方など戸惑うことも多くそんな中での予期せぬ妊娠となるとどう対応していいのか分からず困ってしまうことも少なくありません。

報告の際は正しい順番で報告すること、妊娠をしてからは無理をしすぎないこと、考えすぎないことなど様々な注意点をご紹介してきました。職場でどんな反応をされたとしても我が子が生まれ育っていくと「あの時のことは本当に小さな悩みだったな。でもこの子に会えてよかった」と思えるようになるでしょう。

今の悩みはいつか笑い話になると信じながら出産を迎えられることを祈っています(^^)



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