保育士になりたいんだけどタトゥーが入ってる。
それでも保育士になれるのかな？
今回はこのような疑問に答えていきたいと思います。
タトゥーがあっても保育士になる条件
現状ではタトゥーの入っている保育士はあまりよく思われない事の方が圧倒的に多いです。しかしタトゥーが入っているからといって絶対に保育士になれないかというとそういう訳ではなく、条件が揃っていればタトゥーが入っていても保育士になることが出来ます。
タトゥーの位置や大きさ
いくらワンポイントだとしてもタトゥー自体が目立つ位置にあったり、サイズの大きなものであるとまず保育士になれないと思っておいた方が良いかと思います。タトゥーの除去や保育士以外の職業の選択など検討するべきでしょう。
特に夏場は半そでになったり、プールもあるため裸足になる機会がかなり増えます。「足元のタトゥーは靴下を履くからバレない」という訳にはいかないのです…
保育園内の雰囲気
保育園の方針や、保育士間・保護者の方々の雰囲気などはその園に配属されてみないと分からないものですが、厳しいところだとバレたら上司からの指導が入ることもあります。
これはタトゥーのみに関わらず頭髪の色やネイルなどの身だしなみにも言えることですが、保育士は子どもの見本を示さなければなりません。タトゥーが入っていると子どもへの見本として示しがつかないため、受け入れられにくいことも。また年配層の上司を含む保育士はタトゥーに対して嫌悪感を示す場合が多いのが現状です。
しかし中には例外もあり、職場内・保護者にもタトゥーがバレたが怒られたりクビになることなくその後も働き続けられたという例もあります。その代わり保育園内では隠す努力をするという条件が組み込まれることも。
だからといってタトゥーを隠せばどのような園・人間関係の保育園でも勤務継続可能というわけではありません。これは非常にまれなケースであると言えるでしょう。
保護者からの印象
タトゥーは子どもに悪影響と考える保護者の方は少なくありません。そういった保護者の方にとって我が子の担任にタトゥーが入っていれば、苦情が入ることもあります。もちろん、上司に直接苦情がいくケースも。そうなれば例え職員の間で隠し通せていたとしても全て水の泡になってしまいます。
日常を一緒に過ごす保育士にタトゥーが入っていたとなれば、それだけで先生としての印象や信頼が落ちてしまうので注意が必要です。
保育士になるため注意すること
そもそもタトゥーが入っている以上保育士になるには隠す努力が必要不可欠です。少し気が抜けただけでバレてしまうことも大いにありえるのでこちらでは具体的な注意すべき方法を紹介していきます。
SNS投稿
今の時代、名前を検索すれば大体の人のアカウントを閲覧できてしまいます。特にInstagramではインスタ映えという言葉があるように日常の素敵な写真をアップできる代表的なSNSですよね。
いくらフォロワーはリアルな友達のみに設定していたとしてもバレるときはバレます。保育士としての仕事を続けていきたいという気持ちが強いのであれば、露出度の高い写真（自分のタトゥーが写っている写真）を投稿するのは辞めましょう。また友達にもタトゥーが写っている写真は投稿しないでもらうようお願いしておくと安心です。
意外と職場の同僚や保護者の方が検索しているということはよくあること。いざという時に証拠に出されては元も子も出ません。「SNSはプライベートだから」と油断せず投稿記事ひとつひとつに気を張っておくことが大切です。
夏場の露出
保育士は夏場毎日のように戸外遊びやプールがあるのでものすごく暑いし着替えを常備しているという保育士もいるくらい汗を大量にかきます。
胸元にタトゥーが入っている場合
そして夏となれば露出も増えるのですが、胸元にタトゥーが入っている人などは胸元の露出が少ない服を選んでいたとしても注意が必要です。かがんだ時に胸元が開いてしまいガッツリ見えてしまうケースも。特にダボダボ感のある服に多くあるので服選びも慎重に行うようにしてください。
足にタトゥーが入っている場合
夏場は保育士が順番にプール掃除をしたりと裸足になる機会があるので足先にタトゥーが入っている場合は注意が必要です。一時的ですが絆創膏や湿布を貼ることで隠すことが出来ます。
プール時の注意点
ほとんどの保育士がプールの際にラッシュガードを着用しています。これで腕や足まで露出を避けることが出来ますが、やはり足に関してはどうしても出てしまいますので耐久性に優れた大き目の絆創膏をあらかじめ用意しておくことで隠すことが出来ます。
勤務態度
結局のところ、人手不足の保育士職ですから、なるべく職員に減ってほしくないというのが保育園側の正直なところ。しかしタトゥーが入っている場合はそうもいっていられないこともあります。
しかし、子どもから人気があったり、仕事が早い・よく動くといった保育園にいなくてはならない存在の先生ほど必要とされますので暗黙の了解で目をつぶってもらえるということもあるということですね。
そのためには常日頃から勤務態度を見直し、保護者、子ども、職員の間からも頼られるような保育士になっておくことが非常に大切です。
「あの先生、確かにタトゥーが入ってても違和感ないような先生だよね」と思われないようにすることが大切ですね！
まとめ
いかがだったでしょうか？タトゥーが入っていても特定の条件が整っていれば保育士になることが出来ます。そのためには保育士になるための意欲・向上心を持ちながら、保育園側から必要とされる先生でいることが最も大切です。
またタトゥーに関しては除去という方法もあります。
例えば、レーザー治療や、切除法、皮膚移植など。除去手術は、値段や治療期間、治療回数を事前にリサーチするとともに「すぐに消したいのか？」「とにかく綺麗に消したいのか？」「確実に消したいのか？」といった自分の考えもしっかり考えておくといいでしょう。
タトゥーが入っているというだけで印象が悪いという世間体はまだまだ続きそうなので、保育士としての勤務態度や除去の検討なども考えておくことで保育士として大きく悩むことなく働くことが出来そうです。