実習先の担任の先生が冷たくて辛い。
辞退したくなる
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事はこんな方におすすめ
- 保育実習先の先生が冷たいことから辛くて保育園・幼稚園にいくことがイヤになる
- 辞退したいけど今まで保育士(幼稚園教諭)になるためにやってきたことが全てパーになると悩んでいる
- 元々人間関係において傷つきやすかったり他人の態度に敏感というHSPである保育実習生
保育学生にとって実習とは学生なのに慣れない園生活や、厳しい記録日誌など頭を悩ませることが多いですよね。
しかし実習園や指導してくれる担当保育士によってその厳しさには差があります。
今回はその中でも担当の先生の態度が冷たい園が実習先となってしまった学生さんに向けて保育実習生活の乗り越え方をご紹介していきたいと思います。
保育士・幼稚園教諭の態度が冷たい時の乗り越え方
保育学生がまず実習をする上で心構えしておくべきことがあります。
実習生というのは学生でありながら社会人を経験するということ。
「ストレス社会」という言葉があるように社会人というのは決して輝かしい日々ばかりではありません。
【解決策1】考え方を変える
ポイントとなってくるのが自分のマインドの持ち方。
もっと簡単に言うと考え方を変えることがとても重要です。
特に元々人間関係において傷つきやすかったり他人の態度に敏感というHSPの実習生さんにとって、これらを押さえておくだけでも実習先の先生とのかかわりの中で生まれるストレスをだいぶ軽減させることができます。
気持ちを楽にして実習生活を過ごすことにも繋がりますので是非参考にしてくださいね。
学びの機会を頂いている
誰でも企業に就職すると退職するまでは人間関係がほとんど変わりません。
異動がある保育園だとしても最低その1年間はその人間関係が続きます。
例え職場に嫌な人がいてもそれは同じですよね。
実習は保育士になるための勉強をできる場でもあり、社会人の人間関係を学べる場として考えると少し楽になれるかと思います。
確かに実習生にとって実習期間はとてつもなく長く感じるかと思いますが、期間が終わればその場での人間関係はもう終わり。
期間限定の社会人を経験している、辛いことが多い方が学びも多くなる、と考えてみましょう。
反面教師にする
「態度が冷たい保育士から自分は何を学べるのか?」という切り口で考えてみます。
つまり態度が冷たい先生を半面教師にするのです。
- 自分はこういう大人にならない。
- 同じようなことをして他の誰かを傷つけない。
今はつらいですが、傷ついた分だけ学びはこの先自分の中に強く刻まれます。
ここで注意したいのがその先生と同類にならないこと。
たまに自分の嫌な先生に似ていってしまうことがあるんです。
それも毎日頻繁に関わるような距離感の近い先生ほど自分も無意識に似ていってしまうんです。
考え方や、口癖、喋り方など、「先生のこういうところは傷つくな、嫌な気持ちになるな」と思ったら「同じような大人にならない・決して似ない」と強く意思を持つようにしましょう。
【解決策2】アクションを起こす
態度の冷たい保育士に対して、「大人の人間関係を早くに勉強できた」とか「こんな大人にはなりたくない」と考え方を変えるだけでもだいぶ気持ちが楽になるかと思います。
しかしそれだけでは態度の冷たい先生が実習先にいるという事実は変わりませんよね。
では次に自分はこの問題に対して、どう向き合うべきか?ということを考えます。
例えば・・・
- 人間関係のコミュニケーション術が書かれた本を読んでみる
- YouTubeで「苦手な人との上手な付き合い方」などと調べてみる
など。実習生は帰宅後も記録簿があって長い時間は取れないでしょうからYouTubeをおすすめします。
保育士という大人の人間関係の悩みを学生の友人に相談しても解決しないことがほとんどです!
人に相談する際は、相手をしっかり見極めてくださいね。
【解決策3】実習生としての心構え
保育士に冷たい態度をとられても仕方ない実習生
この記事を見ているあなたは大丈夫だと思いますが、中には冷たい態度をとられて(怒られて)しまう原因がはっきりと実習生側にある場合があります。
当てはまらない場合はこの章は飛ばしてもらって大丈夫なのでひとまず下記の項目をチェックしてみてくださいね。
- 意欲がまるでないのが見て伝わる
- 実習中なのに子どもとコミュニケーションをとっていない
- 積極的に動く姿勢が見られず指示待ち人間になっている
- 実習記録がスカスカ。
むやみやたらに態度の冷たい先生は問題ですが、これらが出来ていない実習生はやはり保育士側からすると指導に熱が入ります。
保育士の態度が冷たい場合に理解しておくべきこと
▼以下、これだけは必ず理解しておいてください。
保育士というのは普段からクラスの制作物や書類など、子どもと関わる事以外にもたくさんの仕事があります。
そんな中でも保育士にとって実習生を担当するということは更なる仕事(負担)が増えるということになるのです。
実習生側からすると「行きたくない」「もう辞退したい」とネガティブになってしまう気持ちはし、私自身もそうだったので痛いほど、よくわかります。
しかしそういう気持ちが見るからに伝わるような実習生を担当する場合、「こんな意欲の見られない実習生のために自分の仕事が増えているのか…」と思われるかもしれません。
そうならないために、やる気・意欲をみせることを意識することが大切です。
「メンタルが持たない」と思っている場合はまずは形だけでいいので意識してみてくださいね。
まとめ
実習先の保育士の態度が冷たかったからと言って世の中の全保育園がそういう雰囲気というわけではありません。
中にはもっと実習生の気持ちに寄り添った園もあるだろうし、もっと酷い待遇の園もあることでしょう。
私は何か所か色々な園に携わってきましたが、どこも同じ雰囲気ということはなかったです。
「今回の実習園はたまたまこういう雰囲気でたまたまこの先生が担当してくれている」という風に受け止めるとだいぶ楽になるかと思います。
実習中というのは、ほとんど褒められることがないし、特に最初の方なんて指摘ばかりでメンタルもズタボロになりがちですよね。
私自身、実習中の先生の冷たい態度やきつく厳しいダメ出し、「怒りたくて怒ってるんじゃないの?」と思えるような対応をされたこともあります。
帰宅したところですぐさま記録簿にとりかかっても夜中まで終わらない。
実習中も帰宅後の家も心休まる場がなく何度もくじけそうになりました。
ただ、大人になった今、本当にいい経験をしたと思えています。
そして何より実習を最後までやり切った時の達成感は計り知れません。
辛ければ辛かった実習園ほど記憶にも残っていますが、嫌な記憶よりも「ためになったな」という思い出の方が強く残っていますよ!
先生にも色々な性格の人がいますが、熱心に指導してくれているゆえに態度が冷たくなってしまう先生だとしたらそれは素敵な先生です。
実習中は辛いと思いますが、必ず将来実を結びます。
応援しているので頑張ってくださいね。
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